親子で読書コーチング

2児の母でもある書店員ライターが、子どもの学力アップのための情報や家庭で『読書習慣』をつけるコツ、おすすめ本などをご紹介します。

【絵本の読み聞かせ②】どんな本をどんな風に読めばいいの?『図書館ボランティア講座』から学ぶ年齢別の読み方や絵本の選び方

前回につづき、絵本の読み聞かせについてお伝えします。
読み方のコツや絵本の選び方など、実際にお子さんに読んであげる時に参考にしていただきたいポイントを挙げてみました。

(前回の内容は下記をチェックしてくださいね!)

dokusho-coach.com

 

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ボランティア講座で学んだこと

読み聞かせのコツなどをお伝えする前に、少し私の体験談を書かせていただきますね。

私が長男を妊娠する1年くらい前のこと。わりと時間があったので、近くの公立図書館が募集していた『図書館ボランティア講座』に応募し、1ヶ月ほど講座を受けました。

講師の先生は、地元の図書館や公民館などで「おはなし会」をされている方々の間では有名だったT先生。小柄でとても可愛らしい声の持ち主で、その講座では、私たち大人の受講生たちを前に、実際の「おはなし会」さながらにいろんな絵本を読んでくださいました。

その時に強く思ったことは、
「大人でも、絵本を読んでもらうってこんなにも楽しいんだ!」
ということ。

 

T先生の読み方がとても上手だったこともありますが、この講座をきっかけに、私は絵本の面白さや読み聞かせの楽しさに目覚めました!


そして、講座の終了後はその図書館のボランティアとして登録し、一年ほど活動しました。活動内容は、グループごとに図書館や児童館で「おはなし会」を開催したり、幼稚園や小学校、地域のイベントなどに呼ばれて絵本や紙芝居を読んだり。とても楽しく貴重な体験になりました。


年齢ごとの特徴と読み方

「図書館ボランティア講座」では、子どもの発達段階に応じた絵本の選び方や年齢別の「おはなし会」の進め方などを学びました。図書館ボランティアとして「おはなし会」を開催するための内容が主でしたが、家庭での読み聞かせにも役立つポイントがたくさんありましたので、私なりにまとめてました。


0~1歳の場合

<特徴と読み方>

お子さんによって違いますが、赤ちゃんは生後10ヶ月くらいから、読んでくれるお父さん、お母さんの声を聞きながら絵本を楽しめるそうです。

読み聞かせは遊びの一環として、気軽に楽しんでください。お子さんが本の方を見ないようなら、声を聞かせるだけでOKです。“子守歌”や赤ちゃんへの“語りかけ”として、やさしい声で読んであげてください。

<おすすめの本>

  • 五感にアピールするようなリズムや繰り返しのある文が書かれた本
  • 食べ物や動物、乗り物など、お子さんが好きな物、興味のある物が描かれた本
  • 絵はなるべく写実的なものがベター(絵本の絵で物の名前を覚えるため)

 

2~3歳の場合

<特徴と読み方>
おしゃべりができるようになり、語彙が豊富になってきます。落ち着いて読み手の声を聞いたり、簡単なストーリーを理解したりできるようになります。

「本を読んでもらう」という楽しさがわかってくる時期なので、どんどん読んであげてください。お子さんが「これ、読んで」と持ってきたら、毎回同じ本でも、否定せずに読んであげてくださいね。

 

<おすすめの本>

  • ストーリー絵本(なるべくハッピーエンドの「行って帰ってくる」物語を)
  • 日常生活が描かれた絵本(食事、トイレ、着替えなど)

 

4~5歳の場合

<特徴と読み方>
想像力が芽生え、好奇心が旺盛になっていろんなものに興味を持ち始めます。徐々に好き嫌いや個性も出てきます。

刺激の強いものに惹かれる年齢でもあるので、テレビやゲームなどは控えめに。可能なかぎり、読み聞かせの時間を作って絵本を読んであげてください。そして、読み聞かせの後は無理に感想を求めず、「本=楽しいもの」というイメージが残るように読んであげてください。

 

<おすすめの本>

  • 物語絵本を中心に、科学絵本・知識絵本などもおり交ぜて
  • 読む本に迷ったら、昔話やロングセラー本を

 

5~6歳(就学前)の場合

<特徴と読み方>
小学校入学を前に、文字や文章を読めるお子さんも出てきます。自分で読めるからと読み聞かせをやめたりせず、どんどん読んであげてください。

読み聞かせの際に、文字を覚えさせようとしたり、自分で読ませようとしたりせず、ここでも「本=楽しいもの」というイメージが残るように読んであげてください。

もちろん、お子さんが字の読み方を聞いてきたら、教えてあげてくださいね。「自分で読みたい」と言ってきたら、黙読ではなく、音読で、親御さんや兄弟に聞かせるように読ませてください。

<おすすめの本>

  • 文章が長めで、少し構成が複雑な物語絵本
  • 絵本だけでなく童話も(挿絵が多く、字が大きめの童話から)

 

小学生の場合

<特徴と読み方>
1年生からひらがなの読み書きや音読を習い、自分でも読めるようになります。本以外の興味も広がってきますが、家庭での読み聞かせはなるべく続けるようにしてください。

低学年のうちは、親子のコミュニケーションの一環としても、夜、寝る前の読み聞かせは続けていきたいですね(親御さんの負担にならない程度に)。

中・高学年になっても、子どもがイヤがらなければ、読み聞かせを続けてくださいね。

 

<おすすめの本>

  • 少し長めの童話(1章ごとなど、少しずつ区切って読む)
  • シリーズで何巻も発刊されている本(シリーズものはたいてい面白く、子どもたちに人気です)
  • 科学の本や知識の本、詩集、海外の物語などいろんなジャンルの本を(親御さんも一緒に学ぶように読むと、お子さんも興味を持ちます)

 

お子さんの発達の段階はそれぞれなので、特徴は参考程度にしてくださいね。

 

まとめ

以上はだいたいの目安なので、お子さんの個性や好きなものに合わせて絵本を選んで、たくさん読んであげてくださいね。

読み聞かせの効果として「学力アップ」という項目もありますが(過去記事をご参照ください)、あまり勉強は意識させず、お子さんにとって「本=楽しいもの」というイメージが広がるように読んであげてください。

親御さんにとっては、くれぐれも「読み聞かせ=義務」にならないように、親子で楽しんでくださいね!


今回も長文をお読みいただき、ありがとうございます!
読み聞かせについてはまだお伝えしたいことがありますので、また次回に書かせていただきますね。