親子で読書コーチング

2児の母でもある書店員ライターが、子どもの学力アップのための情報や家庭で『読書習慣』をつけるコツ、おすすめ本などをご紹介します。

毎日の食事作りに悩むお母さんたちへ!無理のない食育で「頭のいい子を育てる食事」を工夫しましょう

こんにちは!

久しぶりの更新になってしまいましたが、すでに夏休みに突入!毎日の食事作りに苦労しているお母さんたちも多いのでは?

そこで今回は、読書から少し離れて「食事」についてお伝えしようと思います。

 

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“食育”を難しく考えない

食事は生きていく上で大切なことですが、毎日毎日、家族のために食事を作ることは大変なことですよね。
実はあまり料理が得意ではない私ですが、子どもが小さい頃(現在は長男は高3、次男は中2です)、“食育”の大切さに目覚め、「食育インストラクター」の資格を取りました。通信教育での勉強でしたが、食に関する知識や問題意識が増え、当時ライターとしても仕事をしていたので、「食育ライター」として食に関する記事を書いたりもしていました。

 

でも、相変わらず料理は得意とは言えず、今もどちらかと言うと毎日義務的に食事を作っています。もちろん、食育や食に関する問題に関心はあり、大切なことだと思っていますが、食育インストラクターとして、多くのお母さんたちに、

「毎日、バランスのいい食事を作りましょう!」

「食材にこだわって手作りしましょう!」

「朝ごはんは絶対食べさせましょう!」

などと言う気は全くありません!!

 

だって、しんどいですよね・・・
周囲のママ友たちも、食育と聞くと、「私、無理!料理ちゃんとしてない!」と拒絶反応を起こす人も結構います。なんか食育って、「上から目線」な感じで、忙しいママたちに、「ちゃんと料理しろ!」と強要しているように感じる人も多いようです。

 

私が目指す食育は、もっと“ゆる~い”食育です。
まずは、親も子どもも、「楽しく食べる」こと。栄養は二の次でOK!難しく考えずに、少しずつ親子で食に関心を持って、バランスのよい食事が摂れるよう工夫できたらいいなと思っています。

  (もちろん、料理好きのかたや家事や育児が大好きなかたはこの限りではありません。楽しくお料理してくださいね!)

 

食事を5W1Hで考える

子どもに食事をバランスよく摂らせるための方法として、“5W1Hで考える”という方法があります。人に何かを伝えるときによく使われる、

WHO(誰が)

WHAT(何を)

WHEN(いつ)

WHERE(どこで)

WHY(なぜ)

HOW(どのようにして)

を食生活に当てはめて考えてみるやり方です。

 

WHO(誰が)

ここでは子どもですが、幼児なのか、小学校低学年か高学年か、中高生なのか、など発達段階や、スポーツをしている、塾通いなど生活のスタイルの違いなどによっても食事内容は変わってきます。

 

WHAT(何を

何をどのくらい食べればいいのか、ということ。「乳・乳製品や卵」「肉・魚・豆」「野菜・果物・キノコ・海藻」「ご飯・パン・嗜好品」の四群から食品を選び、一汁二菜の献立にするとバランスよく栄養が摂れます。

 

WHEN(いつ)

朝昼晩の食事と生活リズムを大切にすること。間食も1食と考えて脳のエネルギー補給をすると、勉強もはかどります。

 

WHERE(どこで)

学校で友だちと食べることもありますが、やはり基本は家庭。毎日1回は家族揃って食べたいですが、難しければ週に1,2回でも。食事中の家族の会話も大切で、子どもの情緒的な発達やコミュニケーション能力に影響を与えます。

 

WHY(なぜ)

「動機付け」のこと。今は飽食の時代とも言われ、食に関して無関心だったり、好きなものばかり食べてしまう「偏食」の子どもがたくさんいます。バランスよく食べることの大切さや、「食べること=楽しい」という発想を家庭の食卓で身につけてほしいです。

 

HOW(どのようにして)

食材をどのように調理して、どのような献立で食べるかということ。本来日本人には和食の一汁二菜スタイルが理想です。欧米型の食事で肥満体型にならないか、また逆に、中高生くらいの女の子は極端なダイエットで摂食障害などになったりしないよう、気をつけてあげてほしいです。

 

以上の5W1Hを、毎日の食生活を考える際のヒントにしてみくださいね。

 

【参考文献】

「プレジデントfamily 2013年11月号」

特集「子供の知能を伸ばす料理ベスト30」

 プレジデント社

 

バランス重視で一汁二菜

ある説によると、「東大生に献立を考えさせたら、“一汁三菜”になる」とか。
これは、東大のある栄養学の先生が授業で料理カードを使って学生に1食分の献立を考えさせると、しっかり一汁三菜の献立の組み合わせを作る学生が多い、という結果が出たという話からの考察ですが、「やっぱり成績優秀で東大に入るような子は、しっかりバランスのよい食事をとって育ったんだな」というような印象を受けます。

 

毎食の献立を一汁三菜にするのはかなり大変なので、私は、一汁二菜を目指せばいいと思っています。お味噌汁やスープを具沢山にすれば、一汁一菜でもOKです。

 

食材を選ぶときは、先ほどの5W1Hで紹介した4群(「乳・乳製品や卵」「肉・魚・豆」「野菜・果物・キノコ・海藻」「ご飯・パン・嗜好品」)からピックアップすると栄養的にバランスのよい献立になります。

 

これは、家庭で親が食事を作る時の目安になるだけでなく、そのような献立で食事を摂ることが身についているお子さんは、中高生ぐらいになって学食やコンビニで自分で食事を選ぶ時にも、自然とバランスのよい献立を選べるようになります。好きなものばかり選んでしまう場合もありますが、理想の献立がどんな献立か知っているか、知っていないか、で将来的に食に対する感覚にかなりの差が出てきます。

 

料理で五感を鍛える

料理は、味覚だけでなく、視覚、嗅覚、聴覚、触覚と様々な感覚を使ってする作業です。なので、小さい頃からお手伝いで料理をしていると、脳にさまざな刺激を与えることになり、指先も器用になります。

 

学校の宿題や塾の勉強も大切ですが、時間のある夏休みなどには、ぜひ、お子さんと一緒に料理をしてみてください。実際に自分でやってみることで、教科書では学べないことが身につきます。料理以外も、いろんなお手伝いにチャレンジさせてくださいね。教科的には、家庭科だけでなく、算数や理科、社会の勉強につながることも学べます。

ここでは学年別に、ポイントやできることを少しご紹介しますね。無理のないことから、親子でチャレンジしてみてください。

 

◎幼児~低学年の場合

幼児~低学年のお子さんは、上手くできなかったり、時間がかかったりして、お母さんもイライラすることもあると思いますが、ここはふんばりどころ。無理なくできることから始めてください。慣れてくると、意外と“戦力”となって助けてくれることもありますよ。

  • レタスなど葉物を洗って、手でちぎる(サラダ作りのお手伝い)
  • インゲンの筋を取ったり、もやしの根をちぎったりする
  • 計量カップで調味料や牛乳などを測る(算数の量の勉強になります)
  • 電子レンジで作れる料理やおやつを一緒に作ってみる
  • 食卓にお箸や器を並べてもらう  
  • 家庭菜園で野菜を育て、一緒に料理して食べる(苦手な野菜も克服できます!) など

 

◎中学年の場合

お子さんの興味や技量に合わせて、できることをどんどんまかせてみてください。火を使う時は目を離さずに。沸騰や味の変化など、料理は“理科の実験”的な要素もあるので、理科好きなお子さんや男の子には、“お手伝い”ではなく“実験”に誘うような声がけをすると興味をもってくれる場合があります。

  • ゆで卵を作り、むいてもらう
  • 軽量スプーンで調味料を測る(算数の量の勉強になります)
  • ピーラーで野菜の皮をむく
  • 足らない食材を買いに行ってもらう
  • 野菜の産地を確認しながら買い物したり、料理をする(社会の勉強になります) など

 

◎高学年の場合

料理に興味のあるお子さんだったら、メキメキと料理の腕前は上がっていきますが、全く興味がなかったり、反抗的な態度を取られたりすると、親はあきらめがちですよね。でも、少しだけ、少しずつ、でよいので、お子さんにお手伝いをさせてください。受験勉強などで忙しい場合は、気分転換にお手伝いは最適です。料理は無理にさせることはありませんが、食卓では、お母さんがぜひ、食材のことや料理の味付けのことなど、食べながら話してあげてくださいね。

  • 子ども専用の包丁を用意し、食材を自分で切る
  • 料理の本やクックパッドなどから自分でレシピを選んで作ってみる
  • 家族の一食分(昼食など)の食費を渡し、買い出しから調理までまかせる など

 

【参考文献】

子育てハッピーアドバイス

笑顔いっぱい 食育の巻

松成容子・明橋大二 著 1万年堂出版

 

 

大切なのは楽しむこと

まずは、親御さんが難しく考えずに、“食べること”を楽しんでくださいね!

忙しい時や疲れている時は、ちゃんと手作りの料理が出せなくても大丈夫。スーパーのお惣菜やお弁当でもいいので、お子さんと一緒に食卓に座って、会話しながら楽しく食べてください。

 

毎食毎食、栄養バランスの取れた食事ではなくてもいいと思います。私はだいたい1週間単位で考えて、トータルでなんとかバランスが取れていればOKという感じです。平日は時間がなくて献立を工夫する余裕がないなら、土日は充実したメニューを作って帳尻を合わせるという風に。そして、ちょっと時間や気持ちに余裕のある時に、お子さんと一緒に作ってみたり、ちょっと手の込んだ料理を作ってみたりしてみてください。

 

お子さんたちにも、“食べること”に無関心になってほしくないと思っています。勉強も大切ですが、食事はそれ以上に、生きていく上で大切なこと。ご家庭でも、食事を通じて親子でコミュニケーションをとり、勉強やスポーツをがんばるためのベース作り(心身ともに)を心がけていただけたらと思っています。

 

今回は食事についてお伝えしました。

長文をお読みいただき、ありがとうございます!