最近気になったネットニュースの紹介と、「漢字が苦手」「なかなか覚えられない」というお子さんに参考にしてほしい勉強法をご紹介します。
漢字学習について
先日、読解力や漢字学習について書かれた気になるネットニュースを見つけました。
百マス計算でもおなじみの隂山英男先生監修の「小学校の漢字の総復習が7日間でできる本」からの抜粋記事ですが、漢字をどのように覚えていくのが効率的か、など、漢字が苦手な小中学生が参考にできる内容がいろいろと書かれていました。
東洋経済オンライン(2021/04/04)より↓
少しご紹介すると、まず私が気になった漢字の定着率について。
1年生や2年生は9割以上定着しているそうですが、3年生では8割を切り、4年生以上では7割以下、というのが全国的な平均だとか。
中学生の大半がきちんと「教科書を読めていない」という現状を以前の記事でも紹介しましたが、漢字の読み書きがきちんとできていないことも、教科書が読めない要因になっているのだと思います。
(過去記事はこちらをご覧ください↓)
また、漢字の読み書きが苦手だと、国語の成績が伸びないのはもちろんのこと、社会科においてもテストで高得点を取るのが難しくなるということ。
地理では都道府県や県庁所在地などを正しく書かないといけないですし、歴史でも人物や用語の名前には難しい漢字が多く使われています。
2020年4月から小学校で習う漢字が20字増え、都道府県名などに使われる難しい漢字も覚えなければいけないようになりました。ここでつまずくと、中学校からの地理の勉強でも苦労することになります・・・
隂山先生直伝の勉強法
漢字学習の効率的な方法としては、覚えたい漢字の読み書きがきちんとできているか、一通りドリルなどでチェックしてから、できていない(覚えていない)漢字だけをピックアップし、繰り返し覚えられるまで集中して覚えていくという方法。
先の定着率の話から考えると、仮に6年生で6割くらい定着しているとすると、残りの4割を集中して覚えていけばいいということです。
基本的なことですが、通常の漢字学習では、覚えている字と覚えていない字を区別せずに学習するので、とても効率が悪くなってしまいます。
現在、小学生で習う漢字は1026字なので、4割だと400字ちょっと。頑張ればなんとか覚えられそうですよね!
総復習はコレで
中学校入学前の総復習だけでなく、中学校の勉強に不安がある場合や高校受験前などにも、隂山先生監修の「小学校の総復習が7日間でできる本」を活用してみてはどうでしょうか(このシリーズには他の教科や中学校入学前の予習ができるものもあります)。
小学校で習うすべての漢字を復習しながら、「本当に大事な漢字」「間違えやすい漢字」を重点的に学べる構成で、新たに習う都道府県の漢字や社会科の知識(都道府県の位置など)も学べる内容になっています。
「効率的かつ効果的に総復習する」のに特化し、取り組みやすくなっているので、勉強が苦手なお子さんにもおすすめですよ!
この本の詳細はこちらをご覧ください↓
(Amazonの「小学生の国語」部門で上位に入っています)