親子で読書コーチング

2児の母でもある書店員ライターが、子どもの学力アップのための情報や家庭で『読書習慣』をつけるコツ、おすすめ本などをご紹介します。

スポーツが好きな子にはスポーツを題材にした本を

前回は、マンガやアニメが大好きなお子さんに、ジュニア文庫のノベライズ本を読ませてみることをおすすめしました。

 

dokusho-coach.com

 

では、『スポーツや身体を動かすことが大好き!』というお子さんには?


f:id:Hasemari:20210403182841j:image

卓球が好きな次男は、卓球クラブが舞台の本を見つけてきました。

 

スポーツがテーマの物語本を

活発でスポーツや身体を動かすことが得意。どちらかというと家で遊ぶより外で遊ぶ方が好き。ひとりでじっと本を読むのは苦手・・・。

そんなお子さんに『読書』をさせるのは難しいと思っていませんか?

 

大丈夫です!ここでも、お子さんの『好き』という気持ちを利用して、本を読むきっかけにつなげていきましょう。

 

たとえば、野球やサッカーなどのクラブに入っているお子さんや、自分はしていなくても観戦するのが好きというスポーツがあるお子さんには、そのスポーツがテーマになっている物語本を選んで、「これ、面白そうだよ」とすすめてみてください(無理強いはせずに!)

 

スポーツクラブや部活動が舞台で、あるスポーツに熱中している小中学生が登場する本がたくさん出ています。小学校低学年のお子さんだったら、講談社から出ている「スポーツのおはなし」シリーズは特におすすめです。

オリンピックの種目をテーマにした創作童話シリーズで、野球、リレー、空手、テニス、体操、バドミントン、卓球、柔道、スポーツクライミング、サーフィンの10作品が出ています。有名な童話作家の方10名が書かれているので内容も素晴らしく、「物語本を読む面白さ」も実感できます。自分が好きなスポーツの本だけでなく、全く知らない競技の本を読むことで興味も知識も広がりますよ。

 

 

伝記や知識本もおり交ぜて 

好きなスポーツの物語本を読んだら、次は、好きなスポーツ選手の伝記本やスポーツに関する知識の本なども読ませてあげてくださいね。

 

また、シリーズで出ている本は、気に入った本があれば次々と投入していくことが、『本好き』を育てるための近道です。 

マンガの伝記シリーズは気軽に読めるので、1冊読んで気に入っているようならそのシリーズの他の本もどんどん読ませてあげてくださいね。

 

親子の会話で興味を広げる

お子さんがある本を気に入って読んでいたら、親御さんもぜひ一緒に読んでみてください。意外と、子ども向けの本の中にも、大人が読んでも面白い本がたくさんありますよ!

 

そして、本の感想などを言い合ったりすることで、お子さんの『感じる力』『考える力』『伝える力』なども育まれます。

 

もし、親御さんがその本を読む時間がなかったり、興味がわかなかったりする場合でも、その本の内容や感想などをお子さんに聞いてみてください。親子のコミュニケーションの一環にもなりますし、いろいろと突っ込んで聞くことで、『文章を読み取る力や要約する力(読解力)』がぐんと伸びます。

 

『読解力』は学力を上げるために欠かせない力なので、特に中学受験を考えてらっしゃる親御さんは、お子さんが低学年の頃から(塾に通い始める前に)、家庭での何気ないやりとりで読解力をつけていくことを意識していると、その後の学習がかなりスムーズになるはずです。

 

興味のある本をきっかけに親子のコミュニケーションを育んで、読解力も伸ばしてくださいね!

 

今日の本

スポーツがテーマの物語本です。面白いものがたくさんありますが、今回は次男(現在中1)が小学生の時に読んでいた本を2冊ご紹介します。

 

チームふたり

吉野万里子・著 学研プラス

卓球クラブのキャプテンである小6男子が主人公で、ダブルスの相手や女子チームのことに悩み、家庭での問題にも直面して奮闘します。小3から卓球をしている次男が興味を持って学校で借りてきた本ですが、卓球をしていないお子さんや女の子にもおすすめです。

(小学校中学年~)

 

吉野万里子・著 学研プラス

 

 

自転車少年(チャリンコボーイ)

横山充男・著 くもん出版

小学生が出場する自転車のタイム・トライアルレースを題材にした物語。個性的な3人の男の子がレースに挑戦する様子や、自転車で駆け抜ける疾走感にハラハラドキドキしながら楽しく読めます。次男は小6の時の読書感想文の本としてセレクト。自転車レースには全く馴染みはなかったのですが、マウンテンバイクやクロスバイクなど自転車の種類にも詳しくなったようです。

(小学校高学年~)