親子で読書コーチング

2児の母でもある書店員ライターが、子どもの学力アップのための情報や家庭で『読書習慣』をつけるコツ、おすすめ本などをご紹介します。

記憶について②【予習と復習が大事なワケ】

 前回、脳科学者の篠原菊紀先生の著書から“記憶の定着”について紹介しました。

(過去記事はこちら↓です)

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記憶に関する記述の中で、知っていると効率よく勉強できそうな内容がたくさんありましたので、抜粋してご紹介します。

 

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おうちでの予習と復習を習慣づけたいですね

 

12時間後がカギ

記憶は、脳の器官の一部である海馬(かいば)が深く関わっていて、海馬のニューロン(脳細胞)が長期的に活動することで記憶が持続します。

 

学習した内容が記憶として定着するためには、ちょうどいいタイミングで脳細胞を育てる物質とドーパミン(やる気を引き出す神経伝達物質)が働くことが重要で、そのタイミングというのが、

学習12時間後

だそうです。

学習12時間後というと、おおよそ「家での予習→学校での授業」、「学校での授業→家での復習」くらいの時間ですよね。よく「予習と復習が大事」といわれる理由がここにあります。「予習→授業→復習」のサイクルで学習していくと、記憶が永続化し、しっかり覚えられるというわけです。

 

「記憶力がいい」とは?

記憶力の良し悪しというのは、「記憶の定着率」の差によるものらしく、「記憶力がいい」は「記憶の定着率がいい」ということに言い換えられます。

 

もしお子さんが、公式や単語、年号などをなかなか覚えられない場合、「しっかり覚えなさいよ!」などと言うことは逆効果かもしれません。

 

「覚える」という感覚がつかめていないのかもしれないので、まずは内容をしっかり理解して、「頭に定着させる」ということを意識させてみてはどうでしょうか。そして、12時間後くらいのタイミングで学習を繰り返すと、記憶が定着して「しっかり覚えられる」というわけです。

 

定着させるための復習

ここまでで、“復習”がいかに大事かということがお分かりいただけたかと思いますが、では“予習”は?

 

家で授業の内容を予習してから学校に行くと、授業が“復習”になるので、ここで一度、記憶の定着のための作業ができていることになります。そして、家に帰ってから授業の内容を復習することで、またもう一度。記憶の定着のための作業が2回できるので、より学習内容が理解でき、覚えられるというわけです。

 

以前、東大や京大の合格者を多数出している中高一貫校の先生が「予習と復習が大事」とあるインタビューでおしゃっていました。この学校には寮があり、自習室も夜遅くまで開いているそうで、「予習と復習」をしっかりやっている生徒が多いそうです。

 

「塾に行っていないのに成績がいい」とか「部活で忙しいはずなのにテストで高得点を取る」という子がいますよね。そのようなお子さんは、予習と復習のサイクルや記憶の定着が効率よくできているのかもしれませんね。うちの息子たち(特に勉強時間があまり取れない次男)にも再度、このことを伝えてみようと思います。

皆さんも参考にしてくださいね。

 

<参考文献>

子供が勉強にハマる脳の作り方

脳科学」と「臨床心理学」が合体!「天才脳」ができる46のレッスン

篠原菊紀・著 フォレスト出版

 

篠原先生の著書には、学力アップに役立ちそうな内容がたくさんあるので、またご紹介しますね!

 

記憶について①【記憶を定着させる方法】

先日、記憶に関する気になるニュースがあったのでご紹介しますね。

 

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電子機器でのスケジュール管理も当たり前の時代ですが…

 

東大の研究結果より

東京大学などの研究チームが、「紙の手帳にスケジュールを書き留めると、スマホなどの電子機器を使う時よりも短時間で記憶できる」という研究結果を発表した、というニュースが先日(3/20)、読売新聞の記事に出ていました。

 

調査対象は18~29歳の男女48人で、ある文章から14のイベント日程を抜き出し、記憶する課題に取り組んでもらったそうです。記憶の方法は、

  1. 紙の手帳にペンで書き込む
  2. タブレット型端末に専用ペンで書き込む
  3. スマホに入力する

の3パターン。それぞれ16人ずつでの実験でした。

 

結果は、紙の手帳を使ったグループは、電子機器を使ったグループよりもすべての日程を書き終える時間が25%短かったそうです。

 

そして、1時間後にイベントの日付や内容を思い出してもらうテストをすると、正答率は3グループとも差がなく、紙の手帳を使ったグループが短時間で記憶を定着させたと推測できる結果となりました。

 

電子機器より紙媒体?

以上の結果からは、「何かを覚えるには、スマホタブレットなどの電子機器より、紙に書いて覚えるほうがより短時間で記憶できる」ということがわかる、と記事には書かれていました。

 

この実験だけでは言いきれないし個人差もあるとは思いますが、私自身はいまだスケジュール管理はスマホではなく紙の手帳なので、この結果を見て「このまま手帳派でいいんだ」と少しホッとしたような気がします。

 

でも、教育現場での電子機器の使用やデジタル教科書への移行などに関しては、少し心配要素が増えますね。やっぱり子どもたちは、「ノートに書いて覚える」という方法を基本にした方がいいのかな、と思います。

 (デジタル教科書については過去記事をご覧ください)

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また、先の実験で、テスト中の脳の状態を観察すると、紙の手帳を使ったグループは、言語や視覚、記憶に関わる領域の血流がより多くなり、活発に働いている様子がわかったそうです。「紙に書く」という作業だと、脳がより活性化されるということでしょうか。

 

記憶を強める方法

記憶について考えていると、以前読んだ本の中に興味深い内容があったことを思い出しました。

 

脳科学者でもある篠原菊紀先生の著書「子供が勉強にハマる脳の作り方」に“記憶を強める3つの方法”が紹介されていました。記憶には“海馬(かいば)”という脳の器官が深く関わっていて、海馬のニューロン(脳細胞)に繰り返し刺激を与えたり、強い刺激を与えたりすると、その後もニューロンが強く、長く活動する考えられているそうです。そのことから、記憶を強める3つの方法として、

  • 繰り返すことで記憶を定借させる
  • 印象づけると忘れにくくなる
  • つながりをつけて覚えると忘れにくくなる

が挙げられます。 よく、たくさんのイラストを覚えるゲームなどで、ストーリーをつけて覚えると覚えやすい、と言われますよね。脳科学的にも根拠のある方法なんですね!子どもの勉強や自分の記憶力アップに役立ててくださいね。

 

<参考文献>

子供が勉強にハマる脳の作り方

脳科学」と「臨床心理学」が合体!「天才脳」ができる46のレッスン

篠原菊紀・著 フォレスト出版

 

篠原先生の著書には、学力アップに役立ちそうな内容がたくさんあるので、またご紹介しますね!

池上彰さん監修/“働く”を子どもに伝えたい時に

最近、「キャリア教育」という言葉が気になっています。

「キャリア教育って何?」と気になる親御さん、「働くってどういうこと?」と疑問に思うお子さんたちに、ぜひ読んでほしい本もご紹介します。

キャリア教育って?

先日、仲のよいママ友から、「キャリア教育に関するアンケートに協力して」と言われ、アンケートの回答だけでなく、関連するワークショップ(オンライン)にも参加する機会がありました。

 

最初は「キャリア教育って何!?」と思ったんですが、「子どもの進学や就職など、進路に関することを学ぶことなんだろうな~」と興味があり、軽い気持ちで参加。いろいろと学ぶことや、普段あまり意識していなかったことを考えるきっかけにもなりました。

 

キャリア教育とは、定義としては、

一人一人の社会的・職業的自立に向け,必要な基盤となる能力や態度を育てることを通して,キャリア発達を促す教育
中央教育審議会「今後の学校におけるキャリア教育・職業教育の在り方について(答申)」(平成 23 年1月 31 日))

だそうです。(文科省のHPより)

 

今、子どもたちをめぐる環境の中で多くの課題があり、「キャリア教育」の必要性が唱えられているとか。

 

確かに、親世代が子どもの頃には、学校でこのような授業や取り組みはあまりなかったように思います。でも、今は小中学校でもいろいろな取り組みがあり、家庭でも意識の高い親御さんは子どもに職業体験をさせたり、進路に関する情報を集めたりと熱心ですよね。

 

小中学校での取り組み

一例として、息子たちの学校での取り組みをご紹介します(私が把握している内容のみなので、他にもあると思いますが)。

 

・小学校

高学年で職業体験施設「キッザニア」で体験学習(体験前後に「仕事」や「働く」ということについて学ぶ)

※「キッザニア」についてはこちらをご覧ください。

 

・中学校

「キャリア教育 仕事をしよう!」(1年)・・・様々な分野の社会人が“出前授業”として中学校で講演

トライやる・ウィーク」(2年)・・・兵庫県下の中学2年生を対象に行われている職業体験、福祉体験、地域活動などの体験活動

※「トライやる・ウィーク」についてはこちらをご覧ください。


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中学校の図書室にも、仕事に関する本がたくさん並んでいます。

 

親子で必読の一冊

「キャリア教育」というとちょっと難しそうな感じがしますが、ようは「将来、どんなことを学んで、どんな仕事をしたいか、どんな人生を送りたいか」ということを考え、学ぶこと。

 

「大きくなったら何になりたい?」という会話は親子の間でもよくすると思いますが、「働くってどういうこと?」といった、ちょっと踏み込んだ話をするときや、子ども自身が興味を持ったとき、子どもに考えてほしいときなどは、なかなかうまく説明するのは難しいですよね。そんなときに役立ててほしい本があります。

 

それは、

「なぜ僕らは働くのか

君が幸せになるために考えてほしい大切なこと 」

監修:池上彰 学研プラス

 

わかりやすいニュース解説でおなじみの池上彰さんの監修です。中高生向けに書かれていますが、各章のはじめに導入のマンガがあるので、小学校高学年くらいから読めると思います。(マンガでは主人公の男の子が書店に職業体験に行きます)

 

仕事に対するイメージやどんな仕事がしたいか、なぜ働くのかなど、子どもの興味や疑問に答えつつ、大人も改めて自分の仕事や働くということを考えるきっかけにもなります。

イラスト満載で、仕事に関することだけでなく社会のしくみについても書かれているので、大人も勉強になりますよ。

 

巻末には、子ども向けと大人向けの「おすすめキャリア本」を紹介したページもあります。

 

子どもが進路に悩んだとき、疑問に思ったときなどにすぐ手に取れるように。“一家に一冊 ”みたいな感じでそばに置いておいてほしい、おすすめの一冊です。ぜひ親子で読んでみてくださいね。

 

この本の詳細はこちらをご覧ください↓

Amazonでもベストセラー1位になっています)

 

東大生が育つ家のリビングにあるもの

「頭のいい人」の代名詞とも言える「東大生」。

今回は、東大生のような「頭のいい人」はどんな家庭環境で育つのか、考えてみたいと思います。

 

最近の東大生イメージ

国公立大学(前期)や私立中高の入試、公立の推薦入試などが終わりましたね。

合格者数が大きく掲載された塾や予備校の折り込みチラシやDMもよく見るようになりました。

「東大○名 合格!」という表記が、塾や高校のレベルを知る基準になっているように、やはり「東大生」は「頭のいい人」というイメージ。

 

そして最近は、クイズ番組やバラエティ番組で活躍している伊沢拓司さんや松丸亮吾さんの影響もあってか、「賢いだけじゃなくて、気さくでいい人」と、さらにイメージアップしているような印象です。

 

人によって「東大生」イメージはいろいろかと思いますが、ここでは、ちょっとでも「賢い子に育てたい」と願う親御さんの参考にしていただくために、「賢い人」イメージでの東大生ネタを紹介させていただきます。

 

リビングにあるもの①

以前、どこかで「東大生が育つ家のリビングには、3つのものがある」ということを聞いたことがあります(どこで聞いたか忘れてしまいました、すみません !)

 

まず1つ目は、

地球儀

 

家に地球儀がある、というおうちは多いと思いますが、それが置いてある場所が“リビング”というのがポイントです。

それも、ベストな場所は“テレビの横”だそうです。

 

国や地域の場所がわからなかったら、すぐに確認できるように。また、日常的に地球儀を眺めながら、国名や首都を覚えたり、あれこれ考えたり。

 

テレビの横にあると、ニュースなどで知らない国や地名が出てくるとすぐに調べられますよね。


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 久しぶりに出してきたわが家の地球儀です。


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 小さな子向けなので、国名がひらがなだったり、漢字にルビがあったり。

 

もしまだ地球儀がおうちにないなら、下記の地球儀はどうでしょうか?オモチャ感覚で遊びながら学べますよ。

Amazonでベストセラーになっている地球儀です↓

 

リビングにあるもの②

2つ目は、

図鑑

 

これも、だいたいお子さんのいるおうちには何冊か図鑑があると思いますが、子ども部屋や勉強部屋ではなく、“リビング”に置いてあるというのがポイント。

 

疑問に思ったらすぐに調べられ、勉強ではなく、遊びや日常生活の一環として自然に図鑑を見る習慣がつくはずです。親が子どもに何か聞かれたときにも「図鑑を見てみたら」とすぐに声掛けできます。

 

わが家の場合は、リビングではないのですが、リビングのすぐ隣の部屋の本棚に図鑑がずらりと並んでいます。“図鑑大好き”な長男の宝物です。図鑑が「知的好奇心」を育むのに役立ったのは言うまでもありません。


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 かなり読み込んでいる図鑑も。

 

リビングにあるもの③

3つ目は、

辞書

 

これも当然、各家庭にあるものだと思いますが、“リビング”に置いておくのがよいそうです。私は、小さめの辞書だったらダイニングの食卓に置いておくのもよいと思っています。

 

会話の中で知らない言葉が出てきたときにすぐ調べたり、時間がある時にペラペラとめくって言葉の意味を調べたりしていると、お子さんの「語彙力」はぐんぐん上がっていくはずです。

 

長男が小学生の時に流行った学習法で、「辞書引き学習」というのがありましたが、これは調べた言葉のページに付箋を貼っていくもので、長男はけっこうおもしろがってしていました。興味のある方はご家庭でやってみてくださいね。

(「辞書引き学習」については、こちらをご覧ください)

 

でも、次男はまったくやらなかったので、興味のないお子さんに無理にさせないでくださいね。勉強というより、遊びの一環として楽しみながら、が理想的です。

 

以上、東大生が育つ家のリビングにあるものは、

  1. 地球儀
  2. 図鑑
  3. 辞書

(正確なデータに基づくものではなく、当然すべての東大生に当てはまることではないことをご了承ください。)

 

知りたいことがあったらすぐ手に取れる場所に、この3つがある。そんな家庭環境で育つと、知的好奇心が旺盛で、知識や語彙が豊富な「頭のいい人」になれそうですよね!

 

ぜひこの3つをリビングに置いて、日常的に活用してくださいね。

 

図書カードをお祝いに!限定カードも発売中!

 入試もそろそろ終盤ですね。「進学先が決まったよ!」という皆さん、おめでとうございます!!

また、親戚のお子さんやお友だちに合格祝いや入学祝いを用意しなくては、という方も多いのでは?今回は、そんな方に“図書カード”のご提案です。


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2/16~限定販売の「ドラえもん図書カードNEXT」(完売の場合もあります)

 

 

迷ったら図書カードを

“図書カード”といえば、たいていの方がどういうものかご存じだと思いますが、書店員として働いていると、たまに図書カードをよくご存じない方(年配の方が多いです)から質問を受けます。

 

「お釣りはもらえるの?」

という質問が多いのですが、今販売されている図書カードは残額がカードに残るシステムなので、現金としてお釣りをお出しすることはできません。

 

ちなみに、ずっと以前に販売されていた“図書券”は金額以下の本を購入すると、現金でお釣りをお出しします。

 

最近はめったにこの図書券を目にすることもなくなりましたが、これもたまに、

「これ、使えるかな?」と遠慮がちにレジで出されるお客様がいらっしゃいます。

 

もちろん、まだ使えます!おうちのタンス(!?)の奥に眠っている図書券があれば、ぜひ使ってくださいね。

 

 

また、書店で、お孫さんへのプレゼントに本を探している方の接客をよくするのですが、どんな本を贈りたいか、相手がどんな本を持っているかや好みなどがわからない場合は、私は図書カードをおすすめしています。

 

せっかくプレゼントした本が、すでに持っている本とかぶってしまったり、まったく好みでない本だったりすると、贈る方ももらう方もがっかりですよね。でも、図書カードならそんな心配はなし。おじいちゃん、おばあちゃんからのプレゼントのリクエストにも、図書カードはおすすめです。

 

カードの残高確認法

今、販売されている『図書カードNEXT』には、有効期限があるってご存じですか?カードの裏に記載されているので、図書カードをお持ちだったら、見てみてくださいね。つい先日買ったもので有効期限は2034年なので、そんなに焦って使わなくも大丈夫ですが。

 

また、図書カードの残高って、わからなくなりますよね。以前販売されていた図書カードは使用すると穴が開くタイプだったので、だいたいどのくらい残っているかわかりましたが、今のカードはわかりにくいですよね。

 

そんな時は、カードの裏のQRコードスマホで読み取って、「残高確認」のページをチェックしてください。カードに記載されているID番号とPIN番号を打ち込むと、残高だけでなく、いつ、どこのお店でいくら使ったかも表示されますよ。

 

書店でも確認してもらえるので、買い物前でも「このカード、いくら残ってますか?」とレジで聞いてみてくださいね。

 

 金額もデザインもいろいろ

 図書カードのデザインは、現在10種類。

ピーターラビットシリーズ、西洋絵画シリーズ、松尾たいこシリーズ)

金額は、500円、1000円、2000円、3000円、5000円、10000円の6タイプです。

 

今は時期的に、入学祝いや進学祝い、ちょっとしたお礼などにも、図書カードはぴったりです。

 

書店ではもちろん、オンライン書店でも使えますし、ネットギフトとしてスマホで電子版の「図書カードネットギフト」を贈ることもできます。

(図書カードの詳細についてはこちらを見てくださいね。)

  

限定デザインも発売中

定番デザインのほか、時々、限定デザインも発売されます。

 

今は、なんと、ドラえもんの図書カードが発売されています!!

デザインは2種類あって、どちらもとってもかわいいです!ドラえもんファンじゃなくてもほしくなりますよね~

(2021年2月16日~数量限定発売。すでに売り切れている場合や取り扱いのない書店もあるのでご注意ください。ドラえもんの図書カードについてはこちらをご覧ください)


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 2デザインあります。2枚いっしょに贈る場合はこんな感じ。


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1種類ずつ 台紙にセットした状態です。


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 オリジナルの外装は、中もドラえもんがいっぱい!

限定販売なので、売り切れている場合もありますが、 気になったら書店で聞いてみてくださいね。

 

大学入試共通テストで求められる力

大学入試センター試験に代わって、今年初めて「大学入試共通テスト」が実施されました。そして先日、国公立の二次試験(前期)も終わりましたね。このブログをお読みいただいている親子にはまだ少し早いかもしれませんが、今日はこの「大学入試共通テスト」について考えてみたいと思います。

 

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長男がプリントアウトした今年度の共通テストの問題の一部です。

 

 

大学入試改革について

大学入試改革が行われた背景には、知識を詰め込むだけの学習への懸念や、諸外国と比較して日本の学生の『読解力』や『数学的応用力』が著しく低下していることなどへの懸念があったようです。

 

政府は2013年に、高大接続会議を打ち出して新テストの創設を提言。翌年、中央教育審議会が、「大学入試センター試験」を廃止し、新テストは「思考力・判断力・表現力」を中心に評価するよう答申しました。

 

英語については、英検やGTECなど民間の試験を活用し、国語・数学では記述問題を導入するなどが検討されていましたが、問題点や反対意見が多く、見送りになったことはご存じの方も多いと思います。

 

ドタバタの初年度

わが家の長男は今、高校2年生で、いよいよ受験生に突入します。来年度受験になるので、共通テストに代わってから2年目での受験ということになりますが、英語に関しては、高1の頃から民間のテストが採用されるのかどうか、本人、親、学校側も不安な気持ちで状況を見ていました。

 

特に今年度はコロナ禍での受験となり、初年度の共通テストを受けた受験生たちは本当に大変でしたよね。大学受験だけでなく、中学受験や高校受験も、本人、親御さんともに心労が増したのではないでしょうか。(無事、終わられた方は、お疲れ様でした!)

 

入試で求められる力

今回の共通テストでは、入試改革で目指されていたように、「単に知識を問うだけでなく、読解力や思考力、実用的な英語力を測る出題」が目立ったようです。

 

これらの力は、大学入試のための勉強で急に身につくものではないので、もっと早くから(小学生くらいから)、意識して伸ばしていくのか理想的ですよね。中学受験を考えていらっしゃる方はすでに直面されているかと思いますが、「入試なんてまだ先」という方も、長い目で、親子で取り組んでみてください。

 

当ブログでも、読書を通じて読解力やそのほかの力を伸ばしていくことを提案していますので、参考にしてくださいね。

 

今日の本

今日の記事内容からは飛躍してしまいますが、高2の長男に「考える力が伸びるような本、なにかある?」と聞いてみたら、下記を紹介されました。(超理系の長男らしいセレクトです・・・)小中学生のための読解力アップを意識したおすすめ本ではありませんが、興味のある方はじっくり読んで、考えてみてください。

 

論理パラドクシカ 思考のワナに挑む93

三浦俊彦・著 二見書房

「今日はだましてやるからな」と予告され、結局だまされたのかだまされなかったのかわからなくなる“エイプリルフール・パラドクス”、“鏡はなぜ(上下・前後ではなく)左右を反転させるのか”、良かれと思ってしたことが裏目に出てしまう“良きサマリア人のジレンマ”など、有名トピックスから難問・奇問まで、全93問と詳しい解説を掲載。じっくり考えて頭を鍛えたい(?)方におすすめです。

高校生~大人

 この本の詳細はこちらをご覧ください↓

物語を深く読む【白狐魔記・編】

最近、私と次男が読んでいる本「白狐魔記」をご紹介しながら、物語を読んで読解力を伸ばしたり、興味を広げていくコツをお伝えします。

 

作者の斉藤洋さんについて

児童文学作家の斉藤洋さんは、以前のブログでもおすすめ本を紹介していますが、わが家の息子たちも小さな頃から読ませていただいている大好きな作家さんの1人です。

 

斉藤洋さんの本を「今日の本」で紹介している過去記事はこちら↓です。
dokusho-coach.com

  

斉藤洋さんはドイツ文学者でもあり、亜細亜大学経営学部の教授としての経歴もあります。ちなみに、作家として活動されるときは“斉藤洋”、ドイツ文学者として活動されるときは“斎藤洋”と表記されているようです。(斉藤洋さんについての詳細はこちらをご参照くださいね。)

 

児童文学者としては、幼児から読める絵本や動物が主役の創作童話、史実をもとにした作品や海外文学の再話など、幅広いジャンルの本をたくさん出されていて、本当に尊敬すべき作家さんです。

 

親子で読める「白狐魔記」

最初に斉藤洋さんの本にハマったのは本好きの長男で、学校の図書室や図書館でいろいろ借りてきて、私や次男もすすめられて読み始めました。

 

中でも、息子たちが一番ハマっていたのが「白狐魔記(しらこまき)」のシリーズです。



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中学校の図書室には全巻揃っていました!

 

主人公は狐の白狐魔丸(しらこままる)。普通の狐だった彼が仙人に仙術を学んで不老不死となり、人の姿になって歴史上の人物たちと様々なやり取りを繰り広げます。

 

現在7巻まで発行されていて、息子たちは小学生の頃に6巻まで読んでいます。最初は長男が高学年の時に学校で借りて読み始め、低学年だった次男も兄にすすめられて読んでいました。史実をもとにしたお話なので、次男に理解できるのかな?と思ったのですが、「面白い」といって6巻までどんどん読んでいました。一見、表紙も地味なので難しそうに感じますが、わりと文字も大きく、中学年くらいから物語は理解できると思います。児童向けですが大人も充分楽しめる内容です。

 

1~7巻のタイトルと発行年は下記のとおりです。

  • 源平の風 (1996年)
  • 蒙古の波 (1998年)
  • 洛中の火 (2000年)
  • 戦国の雲 (2006年)
  • 天草の霧 (2010年)
  • 元禄の雪 (2012年)
  • 天保の虹 (2019年)

 

 

 

 

 “深く読む”とは

私はこの「白狐魔記」をちゃんと読んでなかったので、最近、ふと図書館で借りて読み始めました。1巻の「源平の風」を読んでいると、「懐かしい」といって次男も読み始めました。最初に読んだときは小学2~3年生だった彼も今は中学1年生。日本史も習っているし、内容は以前より理解できたようです。「前に読んだ時よりも面白い」といって私より早く1巻を読み終え、「もう1回全部読みたいから、また借りてきて」と言っていました。

 

1巻の「源平の風」はタイトルからも分かるように、源平の戦いが舞台で、源義経や家臣の佐藤忠信や弁慶なども登場します。

 

この物語では、史実上の人物の、教科書ではわからない人柄や感情などが感じ取れるので、読み込むほどに面白さが増します。また、歴史に詳しい人なら、どこまでが史実でどこからがフィクションなのかなどを考えながら読んだり、歴史書と照らし合わせながら読んだり、とさらに興味が広がっていきます。

 

次男は、「前に読んだときはよくわからなかったけど、歴史の授業で習ったから話がよくわかった。先生が佐藤忠信の話をしていて、その人が白狐魔記にも出てきたから面白かった」と言っていました。大人でもよく、「前に読んだ本をもう一度読んでみると、全然感じ方が違った」ということがありますよね。知識が増えたり、経験を積んだりしてからまた読むと、同じ本でもまた違った読み方ができます。

 

物語を“深く読む” とは、このように

 

  • 同じ本を繰り返し読む
  • 同じ本を、時間をおいて(数年でも)また読む
  • 登場人物の気持ちを想像してみる
  • 物語の背景を調べてみる
  • 同じシリーズを読みすすめる
  • 同じ作者の本や関連本を読んでみる
  • 周りの人(家族や友だち)と感想を言い合う

 

などが挙げられます。物語を深く、じっくりと読むことで、より面白さも感じられますし、知識も増えます。読解力や想像力はもちろん、親子で感想を言い合うことで思考力や表現力なども伸びるので、お子さんのお気に入りの本で“深く読む”ということを意識してみてくださいね。

 

引き続き、私と次男は「白狐魔記」シリーズを読んでみます。長男も最後の「天保の虹」は読んでいないので、読みたいと言っていました。

 

今日の本

今日ご紹介した斉藤洋さんの代表作をご紹介します。「白狐魔記」はもちろんおすすめですが、まず読んでみるならこちらから!

 

ルドルフとイッパイアッテナ

斉藤洋 講談社

1986年度講談社児童文学新人賞を受賞し、続編の「ルドルフともだちひとりだち」で野間児童文芸新人賞を受賞。主人公は飼い猫のルドルフで、うっかり長距離トラックに乗って遠くへ来てしまい、親分肌のトラ猫“イッパイアッテナ”に出会って読み書きを習ったり、他の猫たちとケンカしたり・・・。劇場用アニメも公開された人気作品で、読書感想文の本としてもおすすめです。

中学年~

この本の詳細はこちらをご覧ください↓