親子で読書コーチング

子どもの学力アップのために家庭で『読書習慣』をつけるコツや、親子で『本好き』になれる情報などをお届けします。

タブレット学習が始まりました!

 次男の通う中学校で、先月末、ついにタブレットPCが1人1台配布されました。

そこで今回は、ちょっと気になるデジタル教育について考えてみます。

 

 

GIGAスクール構想

教育のICT(情報通信技術)化のため、文部科学省が小中学生に1人1台、学習用のパソコンやタブレット端末を配るという計画が「GIGAスクール構想」です。

 

わが家の次男が通う公立中学校でも、先月末に、タブレットPCが配布されました。

 

学校から「タブレットを配布します」と聞いていたので、手軽なタブレット端末かと思っていたのですが、持ち帰ってきたものを見ると、タブレットにキーボードがついた、意外とちゃんとしたノートパソコンのようなものでした。キーボードを取り外してタブレットだけでも使えるようです。(デジタル機器に詳しくないので、ここではタブレットPCと呼ばせていただきます)


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すでに、Microsoft officeや授業支援ソフト、デジタルドリルソフト、オンライン会議ソフトなど、いろんなソフトが入っています。

 

今後、学校の授業で活用していくだけでなく、デジタルソフトで家庭学習をしたり、オンライン会議ソフトを使って休校時にも学活などを行ったりするそうです。

 

政府は、この「GIGAスクール構想」の配備の完了時期を当初、23年度中としていました。それが、コロナ禍による休校でオンライン授業等の重要性が注目され、20年度中に早まったそうです。

 

息子が通う中学校では、生徒たちは自分専用のタブレットPCに大喜びしていますが、学校現場はまだまだ大混乱。先生も対応が大変そうです・・・

本格的な活用は来年度に期待、というところでしょうか。

 

デジタル教科書について

このようなタブレット端末を「デジタル教科書」として授業や家庭学習で使っていくことに関しては、もちろん利点は多いのですが、いろいろな不利点が専門家の間でも議論されています。

 

少し紹介してみると、

 

文部科学相河村建夫

教科書のデジタル化については、技術として端末を使いこなすことと、学習効果を分けて考える必要がある。デジタル教科書によって学習効果が上がるかどうか、科学的根拠が証明されていない。

その観点から考えると、教科書は紙とデジタルを併用させるべきだ。端末ではスクロールすれば簡単に結論を追うことが可能で、活字に向き合う姿勢が乏しくなるのではないか。きちんと内容を頭に入れる読書の習慣につながらない。

読解力は、本をじっくり読み、自分の考えを紙に書いてまとめ、発表することで育まれる。端末でサッと読むと字面を通り過ぎてしまい、読解力は身に付かないだろう。

 (2020年12月23日掲載 読売新聞の記事より抜粋)

 

 

国立情報学研究所教授 新井紀子

小学生はまず、思考力や判断力の基礎となる学力に加えて、ノートの取り方、予習復習の仕方、資料の探し方など学ぶ方法を身に付けることが必要だ。長年築き上げてきた紙の学習スタイルがデジタルにかわれるのか、公平な目で判断することが重要になる。

読解力は、AI(人工知能)には代替できない人間の能力だ。だが、デジタル教科書の便利な機能によって、読解力の育成が阻まれる恐れがある。

例えば、理科の実験の手順を動画で理解できても、文章では理解できない子供が育つ可能性がある。数学の多面体の回転や展開図も、動画を見れば頭でイメージする必要がなくなる。手を動かして実験を行い、紙に向かって考えながら作図や計算をする活動が大切だ。

(2020年12月23日掲載 読売新聞の記事より抜粋)

 

やはり、デジタル教科書の早急な普及は、いろんな面で懸念要素があるようですね。他にも、長時間デジタル画面を見ることによる視力の低下や睡眠不足、先生の指導力やノウハウ不足なども心配されているようです。

 

学力や読解力は大丈夫?

上記で紹介したお二人は、特に学力や読解力の低下についての懸念を訴えています。

 

前回、読解力について記載した当ブログの記事でも新井紀子さんの見解や著書を紹介していますが、中学生の半数以上が教科書を読んでも内容を理解できていないなど、子どもたちの学力をめぐる問題は深刻化しています。

 

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さらに新井さんは、「読解力や思考力、問題解決能力は訓練しないと養えない。デジタル教科書によって学習スキルが低下し、学力格差がますます広がる懸念がある」とも言われています。

 

タブレットは“文房具”

こんな話を聞くと、親としてもかなり心配になりますよね。もちろん当面は、小中学校の教科書は紙とデジタルの併用で進められます。学校でも家庭でも、バランスよく、子どもたちの学力や読解力がより伸びるよう、いいとこ取りで活用していけたらと思います。

 

息子の中学校では、デジタル機器に一番詳しい先生は、なぜか音楽の先生(男性)だそうで、その先生は生徒たちに「タブレットは文房具」と言ったらしいです。

 

「文房具のように必須のアイテム」だという意味と、「文房具のようにタブレットを使いこなすように」という意味が含まれているのだと思います。今後はますます、教育においても仕事においても、デジタル機器やオンラインでのやり取りは必須になるので、上手に使いこなしていきたいですね。

 

当ブログでは、引き続き、読書を通じて学力や読解力を伸ばしていくためのコツなどをお伝えしていきますが、また時々、デジタル教育に関してもお伝えできればと思っています。

 

長文をお読みいただき、ありがとうございます。

家で『読解力』を伸ばすコツ

国語だけでなく、すべての教科や入試などでも求められる『読解力』。

このブログでも読書を通じて『読解力』を伸ばすことを目指していますが、今回は、より気軽に、おうちでのちょっとした工夫で読解力を伸ばしていく方法についてお伝えします。


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新聞の切り抜きやお互いに読んだ本などを次男との会話のネタに。

 

 

教科書を読めない子

 

どんどんデジタル社会になり、将来的に「AIに仕事を奪われてしまうかも!?」と言われている昨今ですが、こんな時代だからこそ、『情報を読み取る力』や『読解力』の重要性がいろんな分野で問われています。

 

数年前に話題になった「AI vs. 教科書が読めない子どもたち」の著者としても有名な、国立情報学研究所教授の新井紀子さんは、「クラスの9割くらいは教科書を読めていない」と衝撃的なことを言われています。

 

この「読めていない」は文字として読めるかどうか、ではなく、文章に書かれてあることを「正確に読み取る」ことができているかということ。それにしても、クラスのほとんどの子が教科書をちゃんと読めていないという状況はかなり驚きですよね!?

 

【参考文献】

AI vs. 教科書が読めない子どもたち

新井紀子 東洋経済新報社

 

一工夫で読解力を伸ばす

 

こんな話を聞くと、「うちの子は大丈夫?ちゃんと教科書の内容を理解できてるの?」と不安になりますよね。

 

読解力を伸ばすために、『読書』することはもちろん有効ですが、本の選び方や読んだ後の親子の会話などで、より効果的に読解力を伸ばしていくことができます。

 

例えば、

  1. 課題図書になっている本や学校、図書館、メディアなどで『考える力がつく』などと紹介されている本を選ぶ
  2. 子どもが本を読んだ後に、その本の内容を聞いてみる(親がその本を読んでない場合)
  3. 親もその本を読んでいる場合、「どうして主人公はそんなことを言ったのかな?」などと子どもの考えを聞いてみたり、親の感想を伝えてみる
  4. 子どもが自分で選んだ本やお気に入りの本を読んでいる場合、「なぜその本を選んだのか」「なぜ好きなのか」などを聞いてみる
  5. 子どもにおすすめ本がある場合、親や兄弟に「どこがおすすめか」「なぜ読んでほしいのか」などをプレゼンさせる

 

などでしょうか。

ここでは読書後の『親子の会話』が重要になりますが、ポイントは、親からあまり“質問攻め”にしないこと。質問攻めにすると子どもは身構えてしまうので、あくまでも自然な『声かけ』で、本の内容や子どもの考えなどを引き出せたらいいと思います。1.については、当ブログでもおすすめ本を紹介していきますので、参考にしてくださいね!

 

 

本以外で読解力を伸ばす

 

ここでいう『読解力』とは、国語的な、物語の筋や心情などを読み取る力のことだけでなく、算数や理科、社会などの問題文を正確に読み取る力のことも指しています。

 

なので、本を読むことだけでなく、生活の中のあらゆることから『情報を読み取る』→『考える』→『伝える』という練習をすることで、子どもの『読解力』はどんどん伸びていきます。

 

本以外では例えば、テレビドラマやゲーム、新聞、日常会話、親子ゲンカや兄弟ゲンカ、食レポ・・・などなど。ちょっと意識するだけで、読解力だけでなく語彙力、分析力、表現力・・・といろいろな能力を伸ばせる可能性があります。

 

わが家の場合は、最近、中1の次男に新聞の切り抜きを読ませて、内容や考えなどを聞く、ということを始めました。本当は本をたくさん読んでほしいのだけど、とにかく次男は部活とクラブ(中学校の卓球部と学外のクラブチームに所属しています)で忙しくて時間がない!そんなお子さんは多いと思いますので、高学年以降は、新聞の切り抜きを読むことなど、短時間で取り組めるもので『声かけ』を工夫してみることもおすすめです。

 

まずは、あまり難しく考えずに、家庭での身近なことから親御さんの『声かけ』を工夫していってくださいね。

 

 

【参考文献】

プレジデント Family 2021年 冬号

「読解力」は家で伸びる!

「おすすめ本」や簡単に取り組めるドリルなども載っていて、かなりおすすめです!

電子書籍もあります↓ 

 

今日の本

 

上記のプレジデント・ファミリーでも紹介されている本です。『読解力』を伸ばすための“声かけ”がしやすい本なので、親子で読んでみてくださいね。

 

はれときどきぶた

矢玉四郎 岩崎書店

親世代も子どもの頃に読んだ、という人が多いベストセラー本です。「なんでこんな題名になったの?」「お母さんに日記を読まれた主人公はどう思った?」「自分ならどうする?」など、気軽な会話で子どもの考えを引き出せます。

低学年~

 

お話きかせてクリストフ

ニキ・コーンウェル 文研出版

ルワンダからイギリスにやってきた少年クリストフが主人公。戦争や人種差別など少し重めのテーマですが、同年代の主人公から語られる体験談として描かれているので、子どもにも理解しやすいと思います。じっくり読んで、クリストフやお父さんの気持ちなどが読み取れているか確認してみてください。

中学年~

 

「日本の歴史」学習まんが比較!学研VS角川

前回、『学習まんが』について記述しましたが、その中でも少しご紹介している「日本の歴史」の学習まんがシリーズについて、今回はもう少し詳しくご紹介しますね。

 

 

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日本の歴史の流れはマンガで

 

数ある学習まんがの中でも、特におすすめなのは「日本の歴史」に関するシリーズもの。各出版社が12~20巻前後のシリーズで発行していて、日本の歴史のおおまかな流れがマンガを読むことでざっと理解できます。

 

表紙は、今どきの漫画家さんによって歴史上の人物が“カッコよく”描かれているものが多く、中はマンガによるストーリーの他にも、挿絵や写真がいっぱい。勉強や読書に抵抗のあるお子さんでも、わりと気軽に手に取って読み進められるようになっています。

 

歴史の勉強を学習まんがから始めると、

 

  • 『勉強』と身構えることなく入っていける
  • シリーズで読むことで歴史の流れがわかる
  • イラストがあるのでイメージしやすく記憶も定着しやすい
  • 繰り返し読むことで理解が深まる
  • 年表や図表、写真による資料も合わせて確認できる
  • 学校での学習進度や自分が読みたい時代などを選んで読める

 

などのメリットがありますが、中でも『マンガ』であることの最大の利点は、3番目の

 

イラストがあるのでイメージしやすく記憶も定着しやすい

 

ではないでしょうか。

 

逆にデメリットというか注意点としては、

 

  • 学習まんがだけで『歴史を勉強している』と安心しない
  • 一読しただけで終わらず、繰り返し読む
  • 『学習まんが』から教科書や他の歴史関連本へと興味が移るように誘導する
  • 『学習まんが』の内容がすべて正しいのではなく、歴史には「諸説ある」ということを理解させる(高学年~)

 

以上のようなことが挙げられますので、親子ともに気をつけてくださいね。

 

 なぜかわが家には2セット

 

「日本の歴史」の学習まんがシリーズを、「すでに持ってるよ」というご家庭も多いと思います。また、「興味はあるけど、どのシリーズがいいの?」と購入を悩んでらっしゃる親御さんもいると思いますので、参考にしていただくためにわが家の場合をご紹介しますね。

 

現在、高2と中1の息子がいるわが家には、学研と角川(KADOKAWA)から発行されているシリーズが1セットずつあります。

 

なぜ2セットあるかというと(普通は1セットあれば充分ですが)、学研のほうは、長男が低学年の頃に、「そろそろ、何か歴史の学習まんがを読ませたいな」と思った私が書店で購入したものです。

 

セット買いではなく、その都度1~2冊ずつ、気分やお財布事情にあわせて買い揃えていきました。最初に買ったときは長男も連れていき、各社(学研、集英社講談社など数社のシリーズがあったと思います)、どれがいいか聞いてみたのですが、やはりピンとこない様子で、私が表紙や中身を見比べ、一番読みやすそうと思った(直観ですが)学研のものに決めました。

 

一方、角川のほうは、長男が高学年になった頃に、私の伯母からセットでプレゼントしてもらいました。伯母もどこかで、「歴史の勉強には学習まんががいいらしい」と聞いたようで、通販で購入したセットを直送でわが家に送ってくれました。

 

すでに学研のものを持っていたので、「えっ、また!?」と驚きましたが、出版社が違うし、読み比べてみるのも面白いかなと思い、有難くいただきました。

 

長男は、本好き、歴史好き(高校では地理選択ですが)、マンガ好きなので、角川のほうもすぐに読んでいました。両方を読み比べた長男の感想は「角川のほうが読みやすい」。

 

なので、長男の本棚には角川のセットが並んでいます。

 
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一方、次男はその時はまだ低学年であまり興味がなく、高学年になってから学研のほうのシリーズを読み始めました。なので、次男の本棚には学研のシリーズが並んでいます。


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学研と角川のものを比べると、学研のほうがサイズが大きく、オールカラーなので、私の印象としては低学年・中学年から読むのなら学研、高学年~大人が読むなら角川のほうかなという感じです。


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 左が学研、右が角川の学習まんが「日本の歴史」(1巻と4巻を並べてみました)

 

もちろん、講談社集英社などほかの出版社からも出ていますし、読みやすさやイラストの好みなどは人それぞれなので、書店や出版社のサイトなどで確認して、お子さんや親御さんが気に入ったものを選んでくださいね。

  

学研の「日本の歴史」

 

参考までに、学研と角川の違いを挙げてみると、学研の特長は、

 

  • 全12巻+別巻2冊(DVD付きも発売中)
  • 全ページフルカラー
  • 巻末に資料が充実(本編112P+巻末資料32P)
  • ページ欄外に豆知識や注釈を掲載
  • 監修は東京学芸大学教授・時代考証学会会長 大石学氏

 

簡単に挙げるとこんな感じですが、漢字にはルビがあり、児童書感覚で子どもでも気軽に読めそうです。

DVD付きのセットものは、2021年2月18日頃~発売予定です↓

 

角川の「日本の歴史」

 

一方の角川のほうは、

 

  • 全15巻+別巻4冊
  • コンパクトで持ちやすい四六判ソフトカバー
  • まんがの比率が高い(総頁数224Pのうち、まんが201P)
  • 写真資料やイラスト、図解も掲載
  • 監修は東京大学教授 山本博文

 

こちらはサイズが小さめということもあり、コミック感覚で手軽に読めます(コミック本よりは大きいですが)。マンガ好きで、高学年から読む場合ならこちらがおすすめ。大人も充分楽しめる内容なので、親子で読んでみてください。私も、大河ドラマを観るかたわら、時々、学習まんがで人物や時代背景を復習しています。

 

 

 

学習まんがを『読書』と『勉強』のきっかけに

今回は、『マンガと読書』について。

マンガの功罪やマンガを勉強に活用するコツなどもお伝えしますね!

マンガも『読書』?

 

マンガの本も『読書』に入れていいの?

そんな疑問をお持ちの方もいらっしゃるかと思いますが、私としては「いいです!」とお答えしたいです。

 

世の中にはいろんなマンガがあり、娯楽としてコミック本に夢中になっているお子さんも多いと思います(子どもだけでなく大人も・・・)。

 

勉強を全くせずにマンガばっかり読んでいる子や内容が小中学生向けでない場合は親としても注意が必要ですが、好きなマンガやアニメがある場合は、あまり否定せず、前回のブログでも紹介したようにノベライズ本を読ませてみるなど工夫してみてくださいね。

 

 

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マンガでも『本を読む』ということができるお子さんは、『本好き』になれる素質があると思います。全く本に興味がない子や、『字を読む』ということが苦手(もしくは嫌い)な子は、マンガ本もなかなか読むことができません。

 

ただ、マンガはイラストがメインで、背景や登場人物の感情なども絵でわかるので、活字の本をよく読む場合に育まれる『創造力』や『読解力』が伸びにくくなります。

 

でも、お子さんがマンガに興味があるようなら否定せず、マンガから児童書(物語本や知識の本)に興味が移るよう親御さんが工夫してみてくださいね。

 

学習まんがを活用しよう

 

書店に並んでいる児童書の中には、コミック形式で書かれていたり、アニメのキャラクターが登場したりする「学習まんがシリーズ」がたくさんあります。

 

ドラえもんの学習シリーズは結構昔からありますし、他にも名探偵コナンクレヨンしんちゃんちびまる子ちゃんなど、人気のキャラクターが登場する学習まんがシリーズがいろいろあります。科目や分野も幅広くフォローされているので、お子さんに苦手な科目(分野)がある場合はいきなりドリルなどをやらせるのではなく、好きなキャラクターの学習まんがから気楽に読ませてみてはどうでしょうか。 

 

そして、学習まんがの中でも、特に勉強に役立つと言われているのが、「日本の歴史」を網羅した学習まんがシリーズです。

 

各出版社が1巻ずつのバラ売りやセット売りで販売していますが、わが家には学研と角川から出版されているシリーズがそれぞれ全巻セットであり、2人の息子ともに歴史の勉強はこのシリーズで始めました。

(「日本の歴史」の学習まんがシリーズについては、また次回、詳しく紹介させていただきますね!)

 

中学生以降の勉強にも

 

小学生の学習のきっかけやサポートとして学習まんがを利用するのは有効ですが、マンガを読ませるだけで終わらせないことが大切です。親御さんが質問するなどして、ちゃんと理解できているかをチェックしてあげてくださいね。


他にもマンガを取り入れて楽しく読めるよう工夫された学習本や知識本がたくさんあるので、親子で読んでみてください。大人も「なるほど!」と勉強になりますよ。

 

 

そして、中学生以降の学習にも、マンガやイラストを多用した参考書をうまく利用していくと苦手分野が減らせ、テストの点数もきっと上がってくるはずです。

 

 今日の本

 中学生~大人向けに、まんがでわかりやすく書かれた本2冊をご紹介します。

 

マンガでおさらい 中学英語

フクチマミ・高橋基治 KADOKAWA

わが家の長男(現在高2)が中3くらいの時に購入し、今は次男が読んでいる英語のおすすめです。中学生がつまずきやすいところをイラストやマンガで分かりやすく説明してくれているので、私も中学生の時にこの本に出合っていたら、英語の勉強に苦労しなかったはず!!と思いながら読みました。

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まんがでわかる7つの習慣

小山鹿梨子 宝島社

世界中でベストセラーとなっている自己啓発本7つの習慣」を、わかりやすいストーリーでマンガ化。ビジネスに役立つリーダーシップ論としても、よりよく生きていくための考え方や人との接し方がわかる指南書としても読める1冊です。マンガなので気軽に読めますが、自分を変えていくための様々なヒントが読み取れます。

 

スポーツが好きな子にはこんな本がおすすめ!

前回は、マンガやアニメが大好きなお子さんに、ジュニア文庫のノベライズ本を読ませてみることをおすすめしました。

 

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では、『スポーツや身体を動かすことが大好き!』というお子さんには?

 

 

スポーツがテーマの物語本を

活発でスポーツや身体を動かすことが得意。どちらかというと家で遊ぶより外で遊ぶ方が好き。ひとりでじっと本を読むのは苦手・・・。

そんなお子さんに『読書』をさせるのは難しいと思っていませんか?

 

大丈夫です!ここでも、お子さんの『好き』という気持ちを利用して、本を読むきっかけにつなげていきましょう。

 

たとえば、野球やサッカーなどのクラブに入っているお子さんや、自分はしていなくても観戦するのが好きというスポーツがあるお子さんには、そのスポーツがテーマになっている物語本を選んで、「これ、面白そうだよ」とすすめてみてください(無理強いはせずに!)

 

スポーツクラブや部活動が舞台で、あるスポーツに熱中している小中学生が登場する本がたくさん出ています。

 

中でも、あさのあつこさんの「バッテリー」は有名ですよね。児童書ですが子どもだけでなく大人にも人気のベストセラー本で、全6巻が刊行されています。

 

 

「バッテリー」は高学年からが対象ですが、低学年のお子さんには、講談社から出ている「スポーツのおはなし」シリーズはどうでしょうか。

 

オリンピックの種目をテーマにした創作童話シリーズで、野球、リレー、空手、テニス、体操、バドミントン、卓球、柔道、スポーツクライミング、サーフィンの10作品が出ています。有名な童話作家の方10名が書かれているので内容も素晴らしく、「物語本を読む面白さ」も実感できます。自分が好きなスポーツの本だけでなく、全く知らない競技の本を読むことで興味も知識も広がりますよ。

 

 

伝記や知識本もおり交ぜて

 

好きなスポーツの物語本を読んだら、次は、好きなスポーツ選手の伝記本やスポーツに関する知識の本なども読ませてあげてください。

 

 

また、シリーズで出ている本は、気に入った本があれば次々と投入していくことが、『本好き』を育てるための近道です。

 

マンガの伝記シリーズは気軽に読めるので、1冊読んで気に入っているようならそのシリーズの他の本もどんどん読ませてあげてくださいね。

 

  

親子の会話で興味を広げる

 

お子さんがある本を気に入って読んでいたら、親御さんもぜひ一緒に読んでみてください。意外と、子ども向けの本の中にも、大人が読んでも面白い本がたくさんありますよ!

 

そして、本の感想などを言い合ったりすることで、お子さんの『感じる力』『考える力』『伝える力』なども育まれます。

 

もし、親御さんがその本を読む時間がなかったり、興味がわかなかったりする場合でも、その本の内容や感想などをお子さんに聞いてみてください。親子のコミュニケーションの一環にもなりますし、いろいろと突っ込んで聞くことで、『文章を読み取る力や要約する力(読解力)』がぐんと伸びます。

 

『読解力』は学力を上げるために欠かせない力なので、特に中学受験を考えてらっしゃる親御さんは、お子さんが低学年の頃から(塾に通い始める前に)、家庭での何気ないやりとりで読解力をつけていくことを意識していると、その後の学習がかなりスムーズになるはずです。

 

興味のある本をきっかけに親子のコミュニケーションを育んで、読解力も伸ばしてくださいね!

 

 

今日の本

スポーツがテーマの物語本です。面白いものがたくさんありますが、今回は次男(現在中1)が小学生の時に読んでいた本を2冊ご紹介します。

 

チームふたり

吉野万里子・作 学研

卓球クラブのキャプテンである小6男子が主人公で、ダブルスの相手や女子チームのことに悩み、家庭での問題にも直面して奮闘します。小3から卓球をしている次男が興味を持って学校で借りてきた本ですが、卓球をしていないお子さんや女の子にもおすすめです。

小学校中学年~

 

自転車少年(チャリンコボーイ)

横山充男・作 くもん出版

小学生が出場する自転車のタイム・トライアルレースを題材にした物語。個性的な3人の男の子がレースに挑戦する様子や、自転車で駆け抜ける疾走感にハラハラドキドキしながら楽しく読めます。次男は小6の時の読書感想文の本としてセレクト。自転車レースには全く馴染みはなかったのですが、マウンテンバイクやクロスバイクなど自転車の種類にも詳しくなったようです。

小学校高学年~

アニメもOK!「鬼滅の刃」が好きならノベライズ本を

文字ばかりの本はまったく読まないけど、マンガは大好き!

テレビアニメやゲームにハマっている。

今日は、そんなお子さんにおすすめの読書法を紹介します。

 

 

マンガやアニメを否定しない

 

鬼滅の刃」や「呪術廻戦」などをはじめとした最近のアニメブームはすごいですよね!

 

私も書店員の端くれとして、これらの人気コミックの発売日には怒涛のような忙しさを経験し、嬉しい悲鳴をあげております・・・

 

そして、実際に私も「鬼滅の刃」のコミックを読んだり、映画を観たりして、ハマってしまった一人であり、日本のマンガ文化のすばらしさや、アニメの質の高さを改めて実感しています。

 

わが家では、「鬼滅の刃」の映画を観た後は家族で感想を言い合ったり(どこで泣いたか、などを夕食時に話していました。こんな会話からもお子さんの考える力や伝える力が育ちますよ!)、それぞれが買ったコミック本を家族で回し読みしたりして、日常的にマンガやアニメを楽しんでいますが、親御さんの中には、子どもがマンガを読むのをあまりよく思っていない方や、マンガやアニメは勉強の邪魔、読書と言えば文字がいっぱい書かれている物語本や小説を、と思ってらっしゃる方もいるのではないでしょうか?

 

親御さんがあまりマンガなどを好きでなく、反対に子どもが大好きな場合、ついマンガを読んだり、テレビアニメを観たりすることに否定的になってしまいがちですが、そこは注意が必要かもしれません。ひとまず親の価値観や好みは横に置いておいて、お子さんの興味や好みを受け入れ、勉強や読書においても、その「好き!」という気持ちを利用していくことをおすすめします。

 

アニメや映画のノベライズ本

 

では、具体的にどう利用していくのかというと・・・

 

最近では、小中学生に人気のテレビアニメや劇場アニメが公開されると、わりとすぐに、各出版社のジュニア向け文庫から『ノベライズ本』が出版されます。

 

そこで、お子さんの好きなアニメや映画などのノベライズ本を探して、お子さんに読んでみることをすすめてみてください。

 

ノベライズ(novelize)は小説化するという意味で、『ノベライズ本』はアニメや映画などを小説化した本のこと。大人向けの文庫本にも、人気ドラマや映画を小説化したノベライズ本が多く出版されていますが、原作本や脚本とはまた違います。

 

ちなみに、大ヒットした「鬼滅の刃」のジュニア向けノベライズ本(映画版)は、

「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編 ノベライズ(集英社みらい文庫)」 

 

大人向けのノベライズ本も新書版で出ています。

 

もしお子さんが「鬼滅の刃」が大好きなら、コミックや映画のノベライズ本をすすめてみてはどうでしょうか。『文字がいっぱいの本』に慣れていないお子さんも、大好きなアニメの本なら抵抗なく入っていけるはずです。

 

ほかにも、テレビアニメやゲームのノベライズ本がいろいろ出ているので、お子さんの好きなアニメやキャラクターの本を探してみてください。

 

各出版社のジュニア文庫

 

今回紹介した『ジュニア文庫』ですが、たいてい漢字にルビがふられ、イラストも多くて小中学生でも読みやすいよう構成されています。

 

大手出版社が発行している主なジュニア文庫は、

 

 

などで、価格もお手頃なので、読んで面白かったシリーズをどんどん買い揃えていくこともできます。

 

小学館からは、名探偵コナンドラえもんポケモン、ディズニー映画のノベライズ本がシリーズでたくさん出ていますし、

 

週刊ジャンプを発行している集英社からは、人気のジャンプコミックス鬼滅の刃約束のネバーランド僕のヒーローアカデミアなど)が原作のノベライズ本がたくさん出ています。

 

また、岩波少年文庫には、「モモ」「星の王子さま」「ドリトル先生シリーズ」などの名作本が多いので、子どもに名作を読ませたい場合も、ジュニア向け文庫なら気軽に読ませることができますよ。

 

 

好きなアニメのノベライズ本をきっかけに、物語本を読む練習をはじめてくださいね!

 

 

今日の本

 

すでにジュニア文庫をいろいろと紹介しますが、シリーズ化されていて、気に入ったらどんどん読みすすめられるジュニア文庫をご紹介します。

 

ぼくらの七日間戦争

宗田理 角川つばさ文庫

1985年に1作目が発行された大ベストセラー「ぼくらのシリーズ」のジュニア文庫版です。男子中学生たちが廃工場に立てこもり、大人たちとハラハラドキドキの攻防戦を繰り広げるストーリーで、アニメと実写の両方で映画化されています。

 

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若おかみは小学生!花の湯温泉ストーリー(1

令丈ヒロ子 講談社青い鳥文庫

小学6年生の「おっこ」は交通事故で両親を亡くし、旅館を経営する祖母に引き取られて「若おかみ修行」をはじめることに・・・。講談社少女コミック雑誌「なかよし」でマンガも連載された人気シリーズで、テレビアニメ化され、劇場アニメも公開されました。

 

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忙しい親の読書タイム作り

『並行読み』で読書時間を確保する

 

前回のブログの中で、

家庭での読書環境作りや読書習慣をつけていく工夫として、

 

  • 親も自分用の本を読む

 

というのを挙げてみました。

 

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これは、子どもへの読み聞かせではなく、お母さんやお父さんが自分で読む本を選び、子どもが本を読んでいるそばで一緒に読んだり、通勤時に読んだりして、読書する時間を持ってほしいということです。

 

今はついつい、時間があるとスマホをいじってしまう・・・

そんな人は多いはず。私もそうです・・・

SNSをチェックしたり、ネットニュースを見たり、ふと気づくと、スマホをいじりながら結構な時間が経ってしまっていることも。

 

そんなスマホタイムを読書タイムにかえていきましょう!ほんの10分程度でいいのです。

 

それから、仕事で電車通勤をされている人は、通勤タイムにも、スマホではなく読書を。通勤バッグには絶えず1冊、文庫本を入れておくのがおすすめです。

 

また、次男が通っている中学校には、朝、授業の前の10分間、各自静かに本を読む『朝読書』という時間があります。このような取り組みは全国的に広がっているので、「うち子の学校でもやってるよ」という方も多いかもしれません。たった10分でも、毎日読んでいると、1~2週間で文庫本1冊くらい読めるようです。

 

この『朝読書』のように、何かを始める前の10分間や、ホッと一息つく時間帯に、短時間の読書タイムを作ってみましょう。

 

朝、家族が出かけた後の10分間、家事に取り掛かる前の10分間、職場でのお昼休憩中の10分間、夕食後や寝る前の10分間・・・などなど。

 

家事、育児、仕事と忙しく過ごす日常の中では、20~30分程の読書タイムはなかなか確保しにくいですが、10分程度なら、読める気がしませんか?

 

そらから、本の読み方ですが、必ずしも、1冊ずつ読み切らなければいけないということはありません。

 

私のおすすめは、数冊の本を同時に読み進める『並行読み』です。

 

これは、家のいろんな場所に本を1冊ずつ置き、普段持ち歩くバッグにも1冊本を入れて、その時々にいろんな本を読んでいく方法です。

 

ダイニングテーブルに置いた本は食後に、リビングに置いた本は休憩時間に、寝室のベッドサイドに置いた本は寝る前に、バッグに入れた本は通勤の電車の中で、という具合に、身近に本があるとすぐ本を手に取って読むことができます。この場合だと、同時に4冊の本を読み進めることができます。

 

よく、買った本を読まずに積み上げておくことを『積読(つんどく)』と言いますが、気になった本はなるべくすぐに手に入れて、一か所に積み上げずに家のあちこちに置く。そして隙間時間で『並行読み』していくと、忙しい人でも読書習慣をつけていくことができますよ。

 

読書を通じた子どもとの関わり方

 

そして、家で読書するときは

 

親が本を読んでいる姿をどんどん子どもに見せましょう!

 

お子さんが学校の宿題をしているそばで、親が本を読んでいる、そんなシーンは理想的です。

 

そして、時々、宿題の進み具合をのぞいてみたり、自分が読んでいる本について話してみたりすると、親子のふれあいタイムにもなりますし、お子さんが読書を身近に感じて自分でも何か本を読んでみよう、という気持ちが起こります。

 

また、『本選び』もレジャー感覚で親子のふれあいタイムにしていきましょう!

 

図書館で一緒に本を選んだり、書店に出かけたり。毎月1回は書店で1冊ずつ本を購入するなどイベント化すると、本を身近に感じ読書習慣もつきやすくなります。

 

【今日の本】

大人向けの話題の本です。料理本など気軽な本でいいので、親御さんもどんどん読書しましょう!

 

力尽きレシピ

犬飼つな・著 光文社

疲れて帰宅しても家族の食事作りに追われヘトヘトに・・・。そんなワーキングマザーたちを応援してくれる料理本。10%、80%など残り体力別にレシピを紹介する新感覚の構成が話題になっています。「超簡単なのに美味しい」レシピで自分も家族も笑顔になりましょう!

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ずっと読みたい0才から100才の広告コピー

ライツ社

0才から100才まで、それぞれの年齢にピッタリの広告コピーを集めた本。【9才】「ものをたいせつに」100回言われるより、1回作るほうが、身につく【42才】きょうも、どっこいしょと言ってしまった【93才】なんでも検索できるようになって、人はバカになった など、しみじみと心に響く名言がいっぱいです。

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